初心者にもわかる!FXの始め方

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FXの未経験者の方にとっては、FXを始めようと思っても、何から手を付けていいのかわからず、ハードルが高いという先入観から取引開始をあきらめたり、先延ばしにする方もいると思います。

しかし、FX取引を始めるのは、意外と気軽に始められます。そこで、今回は、初心者にもわかるFXの始め方について取り上げます。

FXの基礎を身につける

FXとは?

FXは、「Foreign Exchange(外国為替)」の略で、日本では外国為替証拠金取引と呼ばれています。ドルやユーロなどの外国通貨(為替)を交換・売買し、その差益を目的とした金融商品です。

外国為替市場とは?

外国為替市場は、世界各国の金融機関等が参加し、取引量、流動性ともに世界最大の金融市場です。世界中の外国為替取引における1日の推定取引高は、5兆米ドル超とも言われています。

外国為替市場には、株式市場と異なり証券取引所のような中央の取引所が存在しません。その代わりに、インターバンク市場(銀行間取引市場)とFXプロバイダーによる対顧客向けの市場の2種類が存在します。後者の対顧客向け市場において、FXプロバイダーは、インターバンク市場で決められるインターバンクレートを基に個人投資家に提供するレートを決定しています。

FXの仕組み

FXは、ポジションを建てた時点と清算時点での買値と売値の差により決済が行われる取引です。

例えば、ロングポジション(買いポジション)では、為替レートの上昇により利益が生まれ、下落により損失が生まれます。このように2種類の通貨を売買した差額で利益獲得を狙うのがFXの仕組みです。

FXを始めるのに必要なもの

FXを始めるのに必要なものは、取引する環境、FX会社の口座開設、FXの基礎知識、資金です。

取引する環境

FXに取り組むには、ネット環境が必要でパソコンやスマートフォン(タブレッでもOK)で値動きを確認したり、注文を出すなどの取り引きを行うためです。

FX会社の口座開設

FXを始めるには、取引をするFX会社の口座が必要になります。FX会社の特徴を把握し、自分に合ったFX会社を選定します。

口座開設の流れは、FX会社によっても異なりますが、大まかに言うと次のような流れになります。

(1)口座開設申込のフォームに必要事項の入力

口座開設申請者の情報を入力します。入力内容はFX業者によって異なりますが、主に

・氏名

・住所

・生年月日

・勤務先

・出勤先口座

・投資経験や目的

・金融資産

などを入力します。

(2)マイナンバー通知書類と本人確認書類の提出

FX口座開設で提出する書類は、本人確認書類とマイナンバーです。必要な書類は、利用するFX会社で確認する必要があります。

本人確認書類の提出方法は、

・Webアップロード

・メール添付

・郵送

などから選択できます。

(3)審査

FX会社は独自の審査基準を持っており、口座開設申請者の情報と照らし合わせて審査を行います。

(4)口座開設完了

口座開設が完了した場合は、口座開設申込フォームで登録したメールアドレス宛に「口座開設完了メール」が送付されることが多いようです。

さらに、簡易書留郵便で取引に必要なログインID、パスワード、指定の振込先銀行口座を記載した書類が郵送されます。

FXの基礎知識

FXを始める際にも大切なことは、FXの基礎知識を身につけることです。もちろん、初めから深い知識は必要ありません。FXの仕組み、基本用語、証拠金の仕組み、スプレッドの仕組み、レバレッジの掛け方などを知っておくだけでも、トレードすることは可能です。

FXの魅力は、なんといっても少額資金でスタートできる点にあり、少額資金をレバレッジの掛け多額の投資資金を動かすことが可能です。逆に言うと、この点はリスクも含みます。

つまり、投資資金の何倍もの利益が期待できる代わりに、何倍もの損失が出ることもあるわけです。トレードする際は、いかにリスクを抑えるかが重要になります。

(1)証拠金

FX取引を行うには、FX会社に口座を開設します。取引にあたっては、先にお金を担保として預け入れます。これを「証拠金」といいます。

(2)スプレッド

スプレッドとは、通貨を売る際に適用される為替レート(売値=Bid)と、通貨を買う際に適用される為替レート(買値=Ask)との間に設けられている価格差のことです。

スプレッドは、FXにおける取引コストであり、売買する金額が大きくなればなるほど、その差を軽視できなくなります。そのため、スプレッドは、FX会社を選定する際の判断材料のひとつとなることが多いようです。

(3)少ない資金で運用(レバレッジ)

FXでは、預けた資金の何倍もの金額(通貨)を動かすことができます。このシステムをレバレッジといいます。10万円の証拠金で100万円の取引を行なう場合「レバレッジが10倍」といいます。レバレッジが大きいほど、損益額が大きくなります。

(4)金利差で利息を得る(スワップ)

金利差で利息を得るとは、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買った場合、その金利差の分だけ利息を受け取ることができます。

日本円を売って、日本円よりも高金利の通貨を買えば、その金利差分の利息を受け取ることができます。この2つの通貨の金利差をスワップといいます。FXでは、レバレッジを利かせられるので、決して金利も無視できないところがあります。

(5)24時間取引

FXは、月曜の朝から金曜の深夜(土曜の早朝)まで、平日であれば24時間取引ができるようになっています。この点は、株取引と異なり、サラリーマンなどの忙しい方でも夜間取引できますので人気の理由のひとつです。

資金

FXを始めるには、初期の投資資金が必要となります。

初めてリアルトレードをする際は、余裕資金を準備し、開設したFX口座に入金を行います。その際に注意することは、生活資金ではなく、余裕資金でトレードするということです。

これは、トレードで資金が目減りした場合に、生活が成り立たなくなるからです。

FXの取引開始

FXの取引開始をするには、FX会社の指定の銀行口座に入金、もしくは自分の取引口座にクイック入金することで取引が可能になります。

クイック入金とは、取引画面より簡単な操作でご自身の金融機関口座から24時間リアルタイムに資金が移動し、取引口座に入金が反映されるサービスです。

トレードを始める

通貨ペアを選ぶ

トレードを始めるには、まず売買する通貨ペアを選ぶ必要があります。例えば、日本人に人気の高い通貨ペアには、USD/JPY(米ドル/円)があります。

メジャーな通貨で言うと、米ドル、ユーロ、円、ポンドなどがあります。初めてFXを始める方は、このようなメジャー通貨を組み合わせた通貨ペアでトレードすることが多いようです。

メジャーな通貨ペアでは、ユーロ/米ドル、ユーロ/円、米ドル/円、ポンド/米ドル、ポンド/円などがあります。

取引数量を決める

選択した通貨ペアの取引数量を決めます。取引数量は、何通貨で売買を行うかということです。

例えば、米ドル/円で売買を行う場合、仮にUSD/JPYが100円、国内証券会社のレバレッジを25倍、10,000通貨で取引をするとします。この際、必要証拠金は

 10,000通貨×100円÷25=40,000円

となります。つまり、単純計算で40,000円が口座に入金されていれば取引できるということになります。実際には、余裕をもって口座に資金を入れておく方が安全です。

また、取引を行うとスプレッドと言われる実質的な手数料が発生していますので、スプレッドの確認を行う必要があります。

注文をする

基本となる主な注文方法は、成行注文、指値注文、逆指値注文となります。

成行注文は、現在の通貨ペアの価格で注文します。現在の価格ですぐに買いたい、または売りたいときに使う注文方法です。ただし、注文価格は、必ずしも希望する価格で約定するとは限らず、思っていた価格よりも高いもしくは低い価格で約定する時があります。

指値注文は、売買時の通貨ペアの価格を指定して行う注文です。指値注文は、自分の好きな価格で売買できますが、通貨価格が指定した値にならないときは売買が成立しません。

逆指値注文は、指定した価格よりも通貨ペアの価格が高くなれば買い、安くなれば売る方法です。逆指値注文は、指値注文と同じように逆指値注文も指定の値にならないときは、売買が成立しません。

注文方法は、自分のトレードスタイルに合わせて使用したり、相場の状況に合わせて使い分けたりします。初心者の方は、慣れるまでは成行注文がわかりやすいと思います。

決済をする

注文して売買が成立した後は、決済をします。

FXでは、決済をしてはじめて損益が確定します。つまり、注文をした通貨ペアのポジションを保有している場合は、含み益や含み損の状態で、そのままの状態では損益は確定されていません。

トレードスタイルを身につける

FXで勝ち組になるためには、自分に合ったトレードスタイルを身につけることも重要です。トレードスタイルには、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードがあります。

スキャルピング

スキャルピングは、短時間で取引を行う手法です。そのため、1回の取引で得られる値幅は、大きくはありません。つまり、小さな値幅を積み重ねていくことで、最終的な利益を増やしていく手法です。

スキャルピングで取引をする人は、短時間でエントリー、決済を行うための決断力の速さが求められます。また、スキャルピングは、1回のトレードの獲得pipsが少ないため、スプレッドが狭いFX会社を選択する方が有利です。

デイトレード

デイトレードは、ポジションをその日のうちにに決済する手法です。デイトレードは、1日ごとに得られる利益を確実に押さえる方法で、多くのFXトレーダーが活用しています。

為替相場は、オセアニア市場からスタートし、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場で1日が終わります。各市場での時間帯を狙ってデイトレードする方も多いようです。

スイングトレード

スイングトレードは、数日から数週間かけて1回の取引を行う手法です。そのため、スイングトレードは、相場の方向性を見極めてトレードする必要があります。

スイングトレードは、チャートに張り付く必要がなく、忙しい方にとっては取り組みやすいようです。

ポジショントレード

ポジショントレードは、一つの取引に数カ月~数年の長い時間をかけます。そのため、一度の取引で得られる利益を大きくすることを目指す取引方法です。また、通貨ペアにおけるスワップポイント(取引する2つの通貨の金利差)を利用した利益も狙うのも有効です。

デモトレードで練習する

デモトレードは、仮想のお金を使用してFXの取引を行える機能のことです。多くのFX会社でデモトレードは用意されており、無料で利用できます。

デモトレードは、トレードの結果に応じて仮想のお金は増減しますが、自分の資金には影響はないので、FXの取引を練習したい人におすすめです。

特に、これからFXを始めるという方は、リアルトレードをする前にデモトレードで十分練習してから取り組む方がいいと思います。

ただし、 デモトレードは、仮想のお金を使用して いるためメンタル的な負荷がな少なく、十分練習したとしてもリアルトレードで同じような結果になるとは限らないことを認識することも重要です。

FXの始め方のまとめ

FXの始めるには、最初に取引する環境、FX会社の口座開設、資金を準備し、FXの基礎知識を身に付ける必要があります。

実際にFXを始める際は、リアルトレードをする前にデモトレードで十分練習をしてから始めることをおすすめします。それは、FX会社の提供するチャートシステムに慣れるという意味もありますが、為替相場で安定して利益をだし続けるのは簡単なことではありません。そのため、デモトレードで十分な利益を継続して出せるようになるまで練習することが大切です。

そして、 デモトレードで十分な利益を継続して出せるようになった後はリアルトレードに移行し、ロットを抑えて取引するのがいいと思います。

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