エリオット波動を学び始めると、多くの方が最初につまずくのが
「波動カウント」
です。
- 本を見ると人によってカウントが違う
- どれが正しいのかわからない
- 何度数えても違う形になってしまう
このような悩みを持つ方は少なくありません。
しかし、波動カウントで大切なのは、
「正解を探すこと」
ではありません。
複数の可能性を考え、その中から優位性の高いシナリオを選んでいくことが、
エリオット波動の基本的な考え方です。
この記事では、初心者が波動カウントで迷わないために意識したい考え方について解説します。
波動カウントに正解は一つではない

エリオット波動では、一つのチャートに対して複数の波動カウントが
考えられることがあります。
これは決して間違いではありません。
相場は常に変化しており、その時点で利用できる情報だけでは、
一つに断定できない場面も多くあります。
そのため、
- 現時点ではこのシナリオが最も可能性が高い
- こちらの代替シナリオも考えられる
というように考えることが重要になります。
未来を断定するのではなく、可能性を整理することがエリオット波動の特徴です。
まずは波の階層を意識する

時間足ではなく波の階層を見る
初心者の方は、
- 日足
- 4時間足
- 1時間足
という時間足ばかりを意識してしまいがちです。
しかし、エリオット波動で重要なのは時間足そのものではなく、
どの階層の波を分析しているかです。
大きな波の中には小さな波があり、その小さな波の中にもさらに
細かな波が存在します。
まずは、自分がどの階層の波を見ているのかを意識することが、
波動カウントの第一歩になります。
一つのシナリオだけにこだわらない

波動カウントで迷う原因の一つは、
「このカウントが正しいはずだ」
と思い込んでしまうことです。
しかし、実際の相場では複数の解釈が成り立つことも少なくありません。
そのため、
- メインシナリオ
- 代替シナリオ
を考える習慣をつけることが重要です。
相場が想定と違う動きをした場合でも、代替シナリオを準備しておくことで
冷静に対応しやすくなります。
ルールとガイドラインで確認する

波動カウントを行ったら、
そのカウントがルールを満たしているか確認します。
その上で、
ガイドラインを参考にしながら、
「どのシナリオがより自然か」
を比較します。
つまり、
ルールは成立条件、ガイドラインは優位性を判断する材料です。
この流れを繰り返すことで、分析の精度は少しずつ向上していきます。
波動は相場が答えを教えてくれる

エリオット波動では、
「今は判断できない」
という場面もあります。
そのようなときは、無理に波動カウントを決める必要はありません。
相場が進行することで、
「こちらのシナリオだった」
と分かることも多くあります。
分からないときに待てることも、エリオット波動では重要な判断の一つです。
分析結果より分析過程を大切にする

初心者の方は、
- 当たった
- 外れた
という結果だけを見てしまいがちです。
しかし、本当に重要なのは、
なぜその波動カウントにしたのか、
どのルールを確認したのか、
代替シナリオは考えたのか、
という分析の過程です。
分析過程を記録し、振り返ることで、自分の分析の癖や改善点が見えてきます。
これが分析力向上への近道になります。
まとめ

波動カウントで迷うことは、決して悪いことではありません。
むしろ、複数の可能性を考えながら分析することが、エリオット波動らしい考え方です。
まずは、
- 波の階層を意識する
- 一つのシナリオに固執しない
- ルールとガイドラインで確認する
- 分析過程を振り返る
この4つを意識することから始めてみましょう。
また、エリオット波動を体系的に学びたい方は、「エリオトレーディング」のレビュー記事も参考にしてください。
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