投機筋の建玉に注目するファンダメンタルズ!IMMポジションをご紹介!

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FX取引をする際には、何らかの根拠が必要であり、値ごろ感で取引を続けていると継続して勝ち続けるのは難しいと思います。

何を根拠にFX取引をするかといえば、主な手段は2つあります。ひとつはチャートをもとにした「テクニカル分析」、もうひとつは景気や金利などの動向などから判断する「ファンダメンタルズ分析」になります。

今回は、ファンダメンタルズ分析のひとつを取り上げます。 

投機筋の建玉に着目したファンダメンタルズ

為替の市場参加者には、投機筋の建玉に注目している方もいます。そこで、参考になるのは、IMMポジションです。 

IMMポジションとは、シカゴ・マーカンタイル取引所の国際通貨先物市場に上場されている通貨の建玉明細のことです。各取引所は米商品先物取引委員会(CFTC)に毎週火曜日の取引終了時点の建玉明細を報告します。

CFTC(全米先物取引委員会)は、各取引所にそれぞれの商品先物の建て玉の公表を義務付けています。各取引所は毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数をCFTCに報告し、CFTCはそれを集計して当該週の金曜日午後3時30分(米国東部時間)にホームページ上で公表しています。

一般的には、Non-Commercial(投機筋)のLong(買い)とShort(売り)の枚数が最も注目されいます。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋のポジションの変化によって、相場の方向性を見る投資家が多くなっているからです。ただし、大口のヘッジファンドなどは、手口が公開されることを避けるため、通貨先物を利用しないと言われており、必ずしも投機筋の動向が反映されるとは限らないことに注意する必要があります。

建玉明細は、買いの建玉-売りの建玉で計算され、プラスの場合、ポジションはロング、マイナスの場合、ポジションはショートとなります。

直近のユーロのIMMポジション

それでは、直近のユーロのIMMポジションを確認します。

下記は、外為ドットコム提供の2022年2月19日に更新されたユーロのIMMポジションです。

直近のユーロのIMMポジションは、ユーロ買いポジションがやや優勢ということになっています。ただし、過去約3年間の最大のポジションと比べると大きく偏っているということはなさそうです。

上図では、約3年ほどのデータになりますが、フィリップ証券提供のIMMポジションではより長期間のデータが確認できます。

 このデータでは、2007年まで振り返っても、2020年の買いポジションが最大となっています。

まとめ

何を根拠にFX取引をするかといえば、主な手段は2つあります。ひとつはチャートをもとにした「テクニカル分析」、もうひとつは景気や金利などの動向などから判断する「ファンダメンタルズ分析」になります。

今回は、投機筋の建玉に着目したIMMポジションというひとつのファンダメンタルズについて取り上げました。

実際のトレードでは、IMMポジションを根拠にエントリーや決済をするのは難しいと思いますが、投機筋の建玉動向を時々確認するのは参考になると思います。特に、ポジションに大きな偏りがある場合は、気を付けるのもいいかもしれません。

以上、IMMポジションについて取り上げました。IMMポジションは、トレード時の参考として時々見ておきたいところです。

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